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Vol 8:橋本先生が語る:ERAの成功例-その2

Vol 8:橋本先生が語る:ERAの成功例-その2

病院の先生方をゲストにお招きし、不妊治療の最先端医療技術についてわかりやすくお伝えしていきます。今週のテーマは「着床の窓をはかるERA検査について/橋本先生が語る:ERAの成功例-その2」。

番組情報

放送分:2018年2月25日放送分
ゲスト:京野アートクリニック高輪 副院長 橋本朋子先生
テーマ:着床の窓をはかるERA検査について/橋本先生が語る:ERAの成功例-その2
FM西東京のページ:こちら

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番組紹介

ここからのお時間は「妊活ラジオ~先端医療の気になるあれこれ」をお届けしていきます。
最近「妊活」という言葉をよく耳にしませんか?
妊娠の「妊」、活動の「活」、ひとことで言えば文字通り「妊娠するための活動」という意味があります。
まさに妊活中のあなたに届けていく20分間です。

この番組では、ゲストをお迎えし、テーマに沿って不妊治療の最先端技術を紹介していきます。
アンディさん、よろしくお願い致します。

番組内容

アンディ: アイジェノミクス・ジャパンのアンディです。よろしくお願いします。
今日は先週に引き続き京野アートクリニック高輪の副院長、橋本朋子先生をお招きしています。着床の窓をはかるERA検査による成功例の話をいただきましょう。よろしくお願いします、先生。

橋本: 京野アートクリニック高輪、副院長の橋本朋子です。どうぞよろしくお願いいたします。

西村: 先生、今週もよろしくお願いいたします。

橋本: はい。よろしくお願いいたします。

西村: これもう、三週目でございます、先生。だいぶスタジオのこの雰囲気にも?

橋本: 若干慣れつつある感じで、はい。慣れてきていると思いますけれども。

西村: よろしくお願いいたします。三週にわたってお送りしているERA検査について、もう一度皆さんにご紹介いただけますか?

橋本: 着床の時期を診断する検査です。着床不全という、なかなか着床できない不妊症の方に対する内膜の組織検査です。体外受精胚移植の治療をされている方で、その移植の時期が妥当かどうかということを、内膜の組織の遺伝子発現を調べて、着床ウインドウという移植の時期が適切かどうかというのを調べる検査です。
元は本社がスペインなので、スペインとのやり取りもあったりしましたけども。なんせ向こうもスペインなもんですから、日本とのやり取りはすべて英語になりますし、結構最初のうちは大変だったんですけれども、日本にアンディたちの日本支社ができて、ずいぶん。一昨年でしたっけ?

アンディ: 去年です。

橋本: 去年ですか。だいぶ楽になりましたね。その辺が非常に他のクリニックさんとかもこれから導入を考えてらっしゃる方にとってはハードルがずいぶん低くなったんではないかな、と考えております。

アンディ: そうですね。今まで直接本社に、スペインの方に送っていただいているクリニックさんにとってはだいぶ便利になった、という声は頂いています。

橋本: 本当にやり取り大変だったんですよ。

西村: でも、そうですよね。時間差も。

橋本: そうなんです。

アンディ: あと、スペインにもそういう厚労省みたいなところがあるんですけれども、やはり審査が厳しかったりするんです。特に、初めて送るクリニックさんにとっては非常に難しいんです。いろんな書類を揃えていかないといけないところもあるので。

西村:  その分、日本だとすぐ。このレスポンスも早いですし。

橋本: そうなんですよ。

西村: その辺りもだいぶ検査を受けようという方のハードルが下がって受けやすく。

橋本: 受けやすくはなってると思います。

西村: 状況いいですね。

アンディ: 患者さんにとっても、質問があれば先生に説明してもらった後、時には弊社のオフィスに電話してください。弊社も直接、例えば技術のトシくんから説明します。それで、患者さんもちょっと検証したいかなと思うんですけれども、やはり「こういう検査です」と説明すれば患者さんも安心していただけますし、そのフィードバックも弊社からクリニックさんにはちゃんとしていますので。

西村: このERA検査を受けられるクリニックさんは、どこを見たらわかりますか?

アンディ: 弊社のホームページです。『アイジェノミクス・ジャパン』と検索していただければホームページが出てきますので、ERAの項目をクリックしていただければ検査できる施設が出てきます。

西村: さて今週は、先生。先週も症例というか、患者さんがどんな方がいらっしゃったか、嬉しいお声あったか、なんていうお話あったと思うんですが、今週はどんな患者さんのお話、伺えますか?

橋本: 同様に検査を受けられて、時期を補正して妊娠に成功された方なんですけれども、今日お話ししようと思ってる方は40代前半の方なんです。お一人、出産歴のある患者さんなんです。
皆さん普通、過去に妊娠出産の成功例があると、「内膜の時期はずれていない」「問題無い」、「私は普通だ」というふうに思われる方がほとんどで、われわれ自身もそう思っていましたけれども、この方はお二人目が欲しいと。お一人目は自然妊娠で出産されてます。二人目が欲しいと思って病院に来られたんですけれども、なかなかうまくいかなくて。三、四回、受精卵を戻したんですけども妊娠されなかった、ということがありました。
それで、患者さまにこの検査のことをお話をしたところ「受けてみたい」ということで受けられました。ホルモン補充周期で行ったんですけれども、その結果やはり12時間ずれ、ということだったんです。お産をされた方でも、自然妊娠の場合、着床の機序というのが体外受精胚移植のプロトコルとちょっと異なるところが、ホルモンの成り立ちが異なりますので、ずれてるということがあるんだな、ということがわかりました。結局、その方は12時間ずれということで補正をして、めでたく二人目を授かって出産されたということなんです。
一日ずれのこともあれば、二日ずれのこともあれば、また12時間ずれのこともある。12時間ずれる場合はどうするかというと通常、われわれの治療です。採卵ですとか。採卵って卵を採ることですね。後は、受精卵を戻すことを胚移植と言いますけども、その時間、そのものを夜中にやる訳にはいかないので、そういう場合にはお薬の投与時間をちょっと調整して、それに合わせて通常の時間通りに移植の治療そのものは行うようにしています。ですので、その分お薬の開始時間は患者さんに注意していただくようにしております。

西村: 二人目をっていうときに、お一人まずお子さんいらっしゃったときに、周りの方が本当に悪気が無く「あらー。二人目いいわよー」とか「兄弟がいた方がいいんじゃない?」とか、暖かい言葉として言っていただいた言葉も、やはり迷われてる方とか不安な気持ちを持ってる方は、すごくその言葉が重く感じちゃったりとか。

橋本: そういう方もいらっしゃいます。

西村: プレッシャーに感じたりとか。

橋本: プレッシャーというお話は伺いますね。

西村: でも、本当にそういったちょっとした差だったりとか、検査の方法によっていろんなことが。

橋本: われわれもやりながら、過去に出産した方はずれてることが無いのかというふうに思っていたんですけど、そうじゃないってこともわかってきましたので、またちょっとこの検査に対してその見る目が変わってきたというか、そういう気持ちでおります。

アンディ: 第一子が自然妊娠で、第二子がちょっとずれてるという症例。この症例とは関係ないとは思うのですが、今月の一回目の放送の中で一度、BMIの話が出ました。その話で例えば、第一子が生まれた後にだいぶ太った、という例をたまに見るのですが、その「太った」ことによって少しずれるという可能性は一応報告されてはいるんです。
どこまでずれるか、っていうのは正直、エビデンスがまだ無いので。ただ、ずれることによって必ず同じように簡単に妊娠できるとか、同じタイミングで移植すれば妊娠するとか、そのような状況とは限らない、と考えられます。

橋本: 体重と着床ウインドウのことに関しては、非常に最新の研究ですので、今後また。人種の差もあるかもしれませんし、日本でもそういう検討がなされていくのかな、と思います。

アンディ: 今、弊社のデータは集計しているんですけれど、あくまでも海外のデータが多いんです。これから橋本先生のところからも協力していただければ、日本のデータも集計していきたいと思うんです。日本人のデータを揃えていきたい。

西村: 骨格がそもそも違ったりとかっていう部分でだいぶずれてくる訳ですよね、そのデータ内容が。

橋本: その可能性はあります。ただ、やはり、34~35%の人が着床不全の方です。反復着床不全の35%がウインドウがずれてる、というのが海外のデータでも、われわれのデータでもほぼ同じであったというところは驚きでもありますし、そういうものなのかな、とも思います。

西村: 今日はゲストに京野アートクリニック高輪、副院長の橋本朋子先生とご一緒にお話、進めております。先生、後半もよろしくお願いいたします。

橋本: よろしくお願いいたします。

西村: そういう、いいお話をたくさんお伺いして、これから希望の光がひとつ見えてきたところもあるんじゃないでしょうか?

橋本: 本当にそうです。着床の分野に関しては、なかなか新たな検査法というのが出てこなかったので。一つは、このERA検査です。後は、今後おそらく検査が一般的になると思われるのが子宮の中の菌の検査ですね、細菌の検査ですとかです。

アンディ: 弊社が今開発していて、あともうちょっとで出てくると思うのですが。同じ一つのERA検査で、もちろん窓のタイミングも、菌の組成もわかってきます。それによって処置すると、さらに着床率、それから妊娠率が上がることが考えられます。

橋本: 子宮の中の菌の話なんですけども、子宮の中ってもともと無菌だと思われていたんです。なので、そこにそもそも実は常在菌がいたんだ、ってこと自体が結構びっくりなんです。腸内細菌ってお聞きになったりしますでしょう? それで善玉菌、悪玉菌とか、そういうのが子宮の中にもいるんだということです。そこがこれからホットになっていく分野かな、と思います。

アンディ:  確かにこの論文が出る以前から、そういった子宮内膜の中に菌があるという概念は一応あったらしいんです。先生によって。ただ、検査する方法がなかなか無くて、乳酸菌があればいい、という考えで。これからちゃんと検査して処置の方法が分かれば、さらに効果的な処置法が出てくると思います。

西村: 先生。三週にわたってゲストでご出演いただきましたが、最後にメッセージを皆さんにいただけますでしょうか?

橋本: われわれ京野アートクリニックは仙台と東京、港区高輪で高度な不妊治療を扱うクリニックをやっております。皆さまのご期待に沿えるように最新のERAをはじめ、最新の検査治療を今後もやっていきたいと思っておりますので、お悩みの方がいらっしゃったらぜひわれわれのところにお尋ねいただければな、と思っております。

西村: 先生、ありがとうございます。ちなみに、先生はこの業界に入られて何年ぐらいでいらっしゃるんですか?

橋本: 私は、医学部を卒業して20年になるんですけど、産婦人科と言っても婦人科腫瘍(しゅよう)ですとか、産科ですとかいろいろやってまして。最終的にこの生殖医療をやり始めたのは10年弱ぐらいですかね。
やはり、われわれの励みになるのは、患者さんの妊娠判定が陽性だったとき。後は卒業されて、卒業というのはめでたく妊娠されて、お産されたというご報告をいただくとき。後は患者さんの赤ちゃんのお写真を見せていただいたりするときが、何よりもわれわれスタッフの励みになっております。

西村: 先週かしら。確か、そういうふうな方がいらっしゃると、大きくこう、心のガッツポーズが出るという。

橋本: 本当にガッツポーズしちゃってるときもあるんですけれども。

西村: 心じゃないんですね。本当に。

橋本: なかなか難しかった患者さんがいらっしゃったときに、妊娠判定が出ると本当に嬉しくて、声を上げてしまうときもあります。

西村: 手と手を取り合って、なんて瞬間もきっとあるんでしょうね。

橋本: そうですね。

西村: では皆さん。京野アートクリニック、ホームページなどもぜひ検索してみてください。先生、ありがとうございました。

橋本: ありがとうございました。

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