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Vol 20: 出生前検査 その1 NIPTについて

松岡さん、アンディさん

病院の先生方をゲストにお招きし、不妊治療の最先端医療技術についてわかりやすくお伝えしていきます。今週のテーマは「出生前検査 その1 NIPTについて」。

番組情報

放送分:2018年5月20放送分
ゲスト:
テーマ:出生前検査 その1 NIPTについて
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番組紹介

ここからのお時間は「妊活ラジオ~先端医療の気になるあれこれ」をお届けします。
最近「妊活」という言葉をよく耳にしませんか?
妊娠の「妊」、活動の「活」、ひとことで言えば文字通り「妊娠するための活動」という意味があります。
まさに妊活中のあなたに届けていく20分間です。

この番組では、ゲストをお迎えし、テーマに沿って不妊治療の最先端技術を紹介していきます。
お話を進めていただくのは、スペイン発の不妊治療を専門とした遺伝子検査会社アイジェノミクス・ジャパンの法人代表であり、医学博士のアンディさん、技術責任者であり、工学博士のトシさんとお届けしていきます。アンディさん、トシさん、よろしくお願い致します。

番組内容

(二人): よろしくお願いします。

アンディ: 今日のテーマは『出生前検査その1 新型出生前検査のNIPT』についてです。

西村: さあ、それでは今週もアンディさん、トシさん、よろしくお願いいたします。

(二人): よろしくお願いいたします。

西村: アンディさん、結構お仕事で日本以外の海外にもいろいろ行かれる機会多いんですってね。

アンディ: そうですね。最近、マレーシアはよく行ってですね。後は台湾も最近仕事が多くて。それからタイとか先週行って来たんですけども、オーストラリアとかニュージーランドにも行きますし、韓国もときどき行きます。

西村: アンディさん、以前お話されてらっしゃいましたけど、ご出身台湾なんですよね。

アンディ: そうです。だから台湾に帰るときに、仕事しに行くときにちょっと実家の親と食事ができる機会があります。

西村: それも一つ、お仕事で行くけれどもリラックスのタイミングだったりするのかなってちょっとお伺いしてて思ったんですけど。結構この番組でね、先生方ご出演いただくときに、やっぱりこの妊活にリラックス、ストレスオフで、リラックスはすごく大切なんだよってよく先生方教えてくださいますけれども、まずちょっとオープニングでアンディさんのリラックスする、気分転換の方法なんていうのを教えていただきたいんですが。

アンディ: そうですね。いろいろ仕事が変わってきて、最近はリラックスの方法はまた仕事の形態によってできることが違ってくるんですけども、最近よくやるのはドライブです。

西村: 緑も本当にきれいになってきてる季節ですから、気持ちよさそうですね。

アンディ: そうですね。私がよくドライブに行くコースとして、豊洲から東京湾辺りこう回って行って、お台場とかレインボーブリッジを通って浜松町に行きます。浜松町を通って東京タワーの下を通って、上開けて、ちょっと見上げるような感じで。もちろん音楽も好きなので、ドライブしながらジャズを流しますね。

西村: ジャズを。トシさん、アンディさんおしゃれですね。

松岡: そうなんですよ。アンディ、おしゃれなんですよ。

西村: ジャズを流しながら。

アンディ: はい。ジャズ大好きなんです。

西村: そうなんですね。東京巡りというか、もう全部良いところ取りですね、そのドライブコースは。

アンディ: そうですね。きれいなところは結構、夜ドライブしながら見られるので。それがもう、かなり癒されます。

西村: こんな感じで、このリスナーの皆さんもだと思うんですけど、リラックスのタイミングってとっても大切だと思いますし、あとこの妊活にとっても非常に有効だというふうにいろいろお話があると思うんですが、さて。今週のテーマなんですけれども。アンディさん、オープニングでお伝えいただきましたが、出生前検査について二週に渡ってお届けするんですよね。

アンディ: そうですね、二週に渡って。今週のテーマは新型出生前検査、NIPTと言います。従来の検査は羊水検査、絨毛(じゅうもう)検査、侵襲性ですね。針を刺して検体を採って検査するような形なんですけども、これはアメリカの技術なんです。アメリカで開発された技術ですけれども、血液、母体血、要は妊婦の体の血液の中にわずかですけれども胎児のDNAが入っているんです。

松岡: そうなんです。血液の中の、特に血漿(けっしょう)の中に胎児から漏れ出たDNAの断片があります。これらを精製して実際に調べるという検査です。採血で済むので、羊水検査のようにもっと簡単に調べることができるという検査になります。

アンディ: それから、リスクがほとんど無いです。母体血ですから採血だけで済むので。針を刺したりした場合は侵襲性なので、流産する可能性もあるんです。採血の場合はほとんどそういうリスクは無いと考えられます。

松岡: 羊水検査、または絨毛検査ですと零点何%、数%の確率で流産してしまうという可能性があるので、なんとか頑張って着床妊娠に至った患者さまにまさかの羊水検査でそういったことが起こるなんてのはやはり怖いと思いますので、今この新型の出生前検査、NIPTですね。

アンディ: NIPTはそれぞれどういう意味か、ちょっと話してください。

松岡: ああ、意味ですか。NIPT。Nはノン(non)。何がノンかと言うとI、インベーシブ(invasive)、非侵襲性のノンインベーシブ(non-invasive)ですね。

アンディ: 侵襲性じゃないっていうことですね。

松岡: 非侵襲性なので傷つけないんですか。

アンディ: 侵襲っていうのはリスクの高い針を刺したりして体内で検体を採ってくるような検査で、リスクもあるっていうのが侵襲性です。

西村: それの、ノン?

(二人): ノン。反対です。

西村: で、P、Tは?

アンディ: プリネータル(prenatal)というのは、出生前です。Tはテスティング(testing)です。出生前の検査でプリネータルテスティング(prenatal testing)と言います。合わせると非侵襲性出生前検査。日本では、新型出生前検査とも言います。従来の方法と違うから、新型という言い方をします。

松岡: NIPTについて、弊社の方でもそのNIPTの検査というのがございまして。

アンディ: 名前が違いますよね。

松岡: 名前が違います。ナセ、NACEと書きます。

西村: ナセ? NACEでナセと読むんですね。

松岡: これですね、スペイン語で発音してます。

西村: アイジェノミクスはスペイン発の不妊治療専門とした会社でございますので、だから、スペイン語で?

松岡: はい。しかもこのナセというスペイン語の意味が「生む」とか「生まれる」という意味があって、それと合わせてこのように名前を付けてます。

アンディ: ちょっとかけてますね。同じ検査ですけれども、名前はちょっと言葉の遊びですかね。

西村: でも素敵な言葉なんですね。

松岡: 私もそう思います。

西村: NIPTについては、アイジェノミクスではナセ、NACE。スペイン語では「生む」とか「生まれる」という素敵な言葉だっていうふうに教えていただいたんですが、具体的にこれ、まあ番組では引き続きNIPTというふうにご紹介させていただきます。これは具体的に、アンディさん、まず日本ではいつからこれスタートしたんですか?

アンディ: 日本では2013年の4月より、です。日本医学会の認定登録委員会というのがあって、そこで認定した施設で受けられるんですけれども、この検査が始まった経緯としては、昭和大学の先生と日本のある会社とアメリカのシーケノムという会社がその技術を導入してコンソーシアムを作って、参加している大学病院とかがあって。そこからスタートしたんです。

西村: トシさん、NIPTですが、NIPTはどちらで受けられるか? それから検査を受ける工程、これについてご紹介いただけますか?

松岡: はい。まず工程ですね。この検査、採血された血液から検出するので、妊娠してすぐに検査ということができません。まず妊娠されて、確実なのは10週目以降というのが挙がります。10週目以降ですとようやく血液の中にもお子さまのDNAが漏れ出して検出できるレベルにまでなるので、ですので10週目以降であればこの検査を受けることができます。実際には採血するんですけども、採血してからこれは検査会社に送られてだいたい1、2週間ぐらいで検査結果が出るという形になります。

西村: 今、採血という言葉が出ましたが、採血する量はどれぐらいなんですか?

松岡: そうですね、一般的な採血の方法でだいたい8~12ミリリットル程度です。

西村: トシさん、そしてこのNIPT、どこで受けることができますか?

松岡: これはもう認定された施設が決まっております。

西村: そうなんですね。

アンディ: 今、全国で確か80近くの施設が認定されてます。

松岡: つい数カ月前にニュースにもなってたんですけども、これからこの認可施設というのを増やすという話が出ています。これが今、さっきのお話で80ぐらいなんですけども、これが数百まで増えるというふうに聞いてます。

西村: 一気に増えるんですね。

アンディ: 増える予想はされてるんですけれど、いつ、どう増えるかはまだ決まってないですね。

西村: でも期待したいですね、そこはね。

松岡: そうですね。

西村: 「妊活ラジオ~先端医療の気になるあれこれ~」。今日は理学博士のアンディさん、そして工学博士のトシさんとお届けしています。アンディさん、トシさん、後半もよろしくお願いいたします。

(二人): よろしくお願いします。

西村: トシさん。

松岡: はい。NIPT、もうちょっと説明しますと、これは新型の出生前検査になります。これは非侵襲性、すなわち羊水検査のように母体に傷を付けずに、採血から本当に普通の一般的な採血の方法でお腹の中の赤ちゃんの染色体を調べる検査になります。

西村: 実際にこれは、皆さん受けていただけるものなんですか?

アンディ: 実はこれ、制限があって。対象者は、学会の指針で決まっているんですが、一番最初、2012年の案では対象者は超音波検査など胎児の染色体異常の可能性が示唆された妊婦、もしくは高齢妊婦とされている方が受けられるんです。指針案の段階では35歳以上の妊婦とされていたんですけども、その後、その年齢の制限が削除されました。ただ、やはり超音波検査で何かの異常が無いと受けられないという制限は現時点でもあります。

西村: じゃあ35歳以下の方でも条件を満たしていれば受けることは可能? なるほど。

アンディ: そうですね、その条項は削除されたので。

松岡: 私ちょっと説明加えたかったんですが、このNIPT、新型出生前検査の精度なんですけども。精度ってのはどれだけの正しい答えが出るのか、なんですけども。もちろんこの検査を受けられて出てきた結果がネガティブ、陰性であればいいんです。これが陽性になってしまうと何かしらこのアブノーマル、異常性があるとか陽性になってしまうと問題なんです。このネガティブであった場合が良いんですけど、この「ネガティブだったよ」という精度は99.8%、とても高いです。なので正しいでしょう。これがもし陽性が出た場合です。もし検査結果の方で何番染色体がアブノーマルです、となった場合には、これは精度は少し落ちます。ですので、必ず確定診断として羊水検査、もしくは絨毛検査の方を必ず受けてください。ちょっと今、よくニュースとかで聞くと、やはりこの新型出生前検査を受けられて、この検査だけで判断されておろされるって聞くんですけども、私は必ず羊水検査もしくは絨毛検査の方へ受けていただきたいと思います。

アンディ: そうですね。NIPTというのは確定診断では無いです。あくまでスクリーニングなので、非侵襲性なので受けやすいです。まずそれで受けてみて、陽性が出た場合はまた確定の羊水検査か絨毛検査を受けていただく必要があります。

西村: そして今ご紹介させていただいているNIPTですが、何種類ぐらいあるんですか?

アンディ: 主に二種類あります。二種類あると言っても今、学会で認定しているのは一種類だけです。一番ベーシックな13番染色体、18番染色体、21番染色体。プラス性染色体の異常はトリソミーと言いまして、本来染色体は2本が普通なんですけれども、例えば21番が3本あるとダウン症になるとかいうような検査になります。

松岡: もう一つの方というのは、もう全染色体を見る検査になります。

西村: こちら、費用は?

アンディ: そうですね、スタンダードの検査ですと20万です。海外の場合は、例えば全染色体、あとはマイクロディリーションというものも入っているんですけど、それはもうちょっと高くなりますけども、日本ではそれは認定されてないからその話は省きます。なので、日本で受ける場合はだいたい20万円ですね。

西村: はい。さて、お時間となりました。今日は新型出生前検査、NIPTについてお届けしていきました。アンディさん、トシさん。来週もこの引き続きなんですが、さらにその2と題しまして、羊水検査についてお話を進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

(二人): よろしくお願いします。

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