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Vol 37:木場公園クリニックの紹介 ERA検査とは

西村さん、アンディさん、吉田 淳 先生

病院の先生方をゲストにお招きし、不妊治療の最先端医療技術についてわかりやすくお伝えしていきます。今週のテーマは「木場公園クリニックの紹介 ERA検査とは」。

番組情報

放送分:2019年1月13日放送分
ゲスト:木場公園クリニック 院長 吉田 淳(よしだ あつみ) 先生
テーマ:木場公園クリニックの紹介 ERA検査とは
FM西東京のページ:こちら

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番組紹介

ここからのお時間は「妊活ラジオ~先端医療の気になるあれこれ」をお届けします。
最近「妊活」という言葉をよく耳にしませんか?
妊娠の「妊」、活動の「活」、ひとことで言えば文字通り「妊娠するための活動」という意味があります。
まさに妊活中のあなたに届けていく20分間です。

この番組では、ゲストをお迎えし、テーマに沿って不妊治療の最先端技術をご紹介していきます。
お話を進めていただくのは、スペイン発の不妊治療を専門とした遺伝子検査会社アイジェノミクス・ジャパンの法人代表であり、医学博士のアンディさんです。アンディさん、よろしくお願い致します。

番組内容

アンディ: よろしくお願いします。今日は木場公園クリニックに来まして、院長の吉田淳先生にお話をいただきます。テーマは『ERA検査の実施とその成功例』です。

西村: アンディさん、今日はスタジオを飛び出して、木場公園にあります木場公園クリニックにお邪魔しているんですよね。それでは院長の吉田淳先生に今日はお話を伺いたいと思います。先生、よろしくお願いいたします。

吉田: よろしくお願いします。自称オジリートの吉田淳と申します。オジサンにアスリートが付いてオジリートドクターと自分で呼んでますけれども、この江東区の木場にオープンしたのが平成11年の1月11日。ちょうど丸20周年経ったところなんですね。一人の医師が男性不妊症、女性不妊症両方ができる身という思いでスタートしました。また平成11年の1月11日に1を揃えた理由というのは、世界でトップレベルの施設を目指したいという思いでスタートした施設です。
最初はビルのワンフロアでスタートしたんですけれども、今はビルのファイブフロアを使って不妊症の治療をさせてもらってます。今さっきもお話ししたみたいに、一人の医師が女性、男性不妊症両方できるということで、カップルの治療、もちろん不妊治療というのはカップルの病気である訳ですので、カップルで治療させていただくというのが一番のコンセプトでスタートした施設です。また、数年前から二人目不妊専用フロアというのを増設いたしました。

西村: 先生、私どもの番組でもやはり放送でアンディさん、自然妊娠を一人目の出産はして、それから二人目になったときにあら? っていうような、そういうお母さん方の声っていうのを実際に特集させていただいたので、ぜひその二人目不妊の治療についても。かなり先生、力を入れていらっしゃるんですよね。

吉田: そうですね。まずその二人目不妊専用フロアを作った理由というのは、それまではワンフロアで同じようにお子さん連れの方も診ていたので、お子さん連れの方がやっぱり肩身が狭い思いがあってエレベーターホールで待ってくれてる、というような現状がありました。しかしそれ、一人目を自分のところで作らせていただいた方がほとんどなので、非常に心苦しいなという思いがあって。全体のクリニックの拡張するにあたり、二人目不妊専用のフロアを作りたいなあという思いで作りました。
また、実際日本の現状として、一人目のお子さん希望になるのが遅いので、ひいては二人目希望になるのも遅くなるということで、一人目は自然妊娠なんだけど、やっぱり自分たちの体の環境、状況が変わってるってこともあるしね。例えば子宮筋腫ができてしまったとか、子宮内膜症ができたとか。後は旦那さんの精子の数が10分の1になったような患者さんもいました。
それとやっぱりお子さん連れではなかなかこう、連れてくるのは厳しいというにしてる施設もあったりとかですね。後は託児所があって、そこにクリニック併設の託児所があってそこに預けて治療はお母さんだけが受けるというのがまあほとんどの施設かなあ、と思うんですけども、そこを逆手にとって、お子さん連れで治療しようよ、と。例えば二人目希望であれば、お父さんとお母さんと子どもと3人で治療するというようなコンセプトでそのフロアはスタートしています。

西村: でもそうやってね、お一人目をどう、それこそ預けるにもやっぱりそういうところから家族と協力しながらも、どうしましょう、っていうところが皆さんおありだと思うので、それはすごく心強い治療であるんじゃないですかね。

吉田: そうですね、もう最初から預ける必要が無いということですね。もちろん一緒に、だからお子さんが小さければ、内診台の上ではお子さんを抱っこしたままで内診をしたりとか、後はベビーカーのままで内診のところに入ってもらうとかっていうので心がけたりしております。

西村: それは本当にこれは良い情報を、今、キャッチしたと思われてるお母さん方も多いんじゃないでしょうか。
さて先生。今日は、吉田先生に着床不全とか、それからERA検査ですね、このあたりについていろいろ皆さんにお話をしていただきたいなと思います。

吉田: やっぱり木場公園クリニックの特徴というのは、おそらくすごく難しい患者さんがいらっしゃってるというのが特徴かなと思いますね。この前は、22回他の病院で胚移植をやって来たというお母さんが来たりとか。そういう患者さまに、本当に通り一遍の検査をして治療したのではもちろん結果が出ないですよね。なので、きちっとやるべき検査をした上で治療するというふうにしています。
特に着床不全の患者さまは、まずは良い胚盤胞を作って、凍結をしてキープをしておく。それからいろんな検査をする訳ですけれども、うちの特徴としては、今お話があった子宮内膜の着床能検査ですね。それと後は免疫的な検査、DH1、DH2の検査。後は、子宮内でフローラという細菌、注目されていますので、そういうようなものを主に、良い胚がゲットできたら、検査をしてから治療に臨むというふうにしています。
子宮内膜の着床能検査というのは非常に、うちにとっては重要な位置付けです。特にうちはほとんどが自然周期ではなくて、ホルモン補充周期で融解胚盤胞移植を行っているんです。そうすれば自然周期とホルモン補充周期を比較したときに若干、ホルモン補充周期の方が高かったからです。それと他との違いというのは、子宮内膜の着床能検査をするときに、多分ある程度、皆さんこう、アバウトにその検査のタイミングを決めてるケースが多いのかなあとは思うんですね。うちだと注射を打ち始めてからだいたい120時間プラスマイナス3時間ぐらいの間で、まずERA検査ができるように設定をしています。仮に自然周期の方でERA検査ご希望の方の場合には、LHサージが起きてからということでは無くて、人工的にスプレキュアとかブセレキュアとかのお薬を使って、サージを起こしてそこから何時間後の内膜を採るというふうに心がけています。
で、うちのデータは、見させてもらうと、日本全体のデータよりも意外と良いところに入ってる換算が多いというにいただいたんですけれども、それは多分、おそらく検査自体を正確にそのタイミングを決めているので、おそらく約75パーセントぐらいが入っているということになるのかなあと思うんです。
ただ、120時間がもちろん、注射を打ち始めてから120時間がいいわけなんですけど、人によってはやっぱり96時間後に戻さなければいけない人がいたりとか、144時間後に戻さなければいけない。つまり一日早く戻さなければいけない、一日遅く戻さなければいけないという結果が返ってくるんですね。それに合わせてきっちり、なんとかその、例えば結果が96時間と出たら、96時間せめてプラスマイナス30分ぐらいの間で胚種ができるように設定をする、と。144時間であっても、144時間プラスマイナス30分ぐらいでいくという形で、なるべくピンポイントで胚移植の時期というのかな、タイミングを決める、というようにしています。

西村: 『妊活ラジオ~先端医療の気になるあれこれ~』。今日はスタジオを飛び出しまして、木場公園クリニックにお邪魔しております。ご登場いただいておりますのは吉田淳院長です。吉田先生、後半もよろしくお願いいたします。

吉田: よろしくお願いします。

西村: さてアンディさん。吉田先生にご質問があるんですよね。

アンディ: そうですね。2019年最初のゲストとして収録に参加していただく吉田先生には、実は弊社のERA検査を実施している施設はたくさんあるんですけれども、ここはもう、本当に優等生としての施設なんですよね。で、先生、先ほどもおっしゃったようにピンポイントで、検査の結果が出たときにその処置したその結果のプラスマイナス3時間以内の移植なんですけど、先生は30分以内ですね。

吉田: 目標にしてる訳ですよね。昔、そのERA検査が無いときには、じゃあどの様にその着床障害の患者に対してやっていたかというと、注射を打ってから5日後に融解胚盤胞移植をするんですけれども、分からないので、2つ戻して、4日目に1個戻す、6日目に1個戻すという2ステップの融解胚盤胞移植っていうのをやってたんです。それ結構レスキューできたんですね。なのでこれやっぱり、どっちにずれてるかは分からないけど、割とずれてる人がいるんだなあというのが、このERA検査が出てくる前の僕の印象でした。そのERA検査が出てきたことによって、より正確にこの時間に戻せばいいということが分かったので、非常に私たちにとっては有効な大きいツールを得たな、と感じてます。

アンディ: もちろん先生のところでたくさんの成功例を出されていらっしゃるんですけれども、そのまず成功例の高い理由、先ほど言ったようにピンポイントで戻すとかもあるんですけど、成功例の紹介も少ししていただきたいなと思いまして。

吉田: はい。そうですね、今さっきお話ししました、22回胚移植をして結果が出なかった方ですね。この方は23回目、一発で妊娠したんです。ERA検査と、先ほどお話しした3つの検査を全部やった上で結果が出たんですね。妊娠判定が出たときにお互いに信じられなくて、えっ本当ですかと。いや出てる、ばっちりだったよ、くっきり出てるよと言った記憶がすごくあるんですけれども。
やはり、おそらく、まあ僕はその子宮内膜の着床能検査のプロでは無いですけれども、臨床医の印象として、多分着床できる時期がワイドの人もいるしナローの方もいるだろうなと思うんですね。その検査までは今できないんですけども、おそらくナローな人にとってはやっぱりそのピンポイント胚移植をしてあげるっていうことが非常に有効なんだろうなと感じてます。なので、こだわりを持ってやるようにしています。

アンディ: なるほど。ありがとうございます。

西村: 後は、先生。これから皆さんいろんなクリニックをお探しであったりとか、今の方も22回違うクリニックにね、いろんなところで挑戦されている方もいらっしゃると思うんですが、これからこう、受けてみたいというような患者さんの皆さんへのアドバイスってございますか?

吉田: うん、なかなか難しい質問なんですけれども、いつもよく不妊症の勉強会で言っているのは、やっぱりまあ、二人でよく考えて治療してほしいというお話をしています。それと、もちろんいろんな施設に見に行っていただいて、ドクターと話をして、やっぱりこの先生だと信頼が置ける、というところを選ばれると一番良いのかなあ、と私は感じています。

西村: そうですね。あと、今日お邪魔するにあたりまして、木場公園クリニックのホームページを拝見させていただいて。まずは吉田先生のお顔をそちらで拝見させて(笑) 実はこちらにお邪魔したんですけれども、先生、すごいスタイリッシュなファッションで、さっそうとこのお部屋に登場されたので、またこう、ホームページの印象と、こうやって実際にお会いする先生の印象がだいぶ違ったんです(笑)

吉田: ああ、そうですか(笑) まあ、57のオジサンですので。だけど、自分の体調が良くないと良い根は絶対にできないと思ってます。自分の体調がよぼよぼでやっと外来やってるっていうんでは、やっぱり僕は話にならないと思うんです。やっぱり自分がはつらつとして、リーダーとして、自分の施設の。やっぱり、みんながついてくるというふうな施設。で、まあ、患者さんから、僕としゃべれば、先生としゃべると元気をもらえる、というふうな施設づくりっていうのはしたいな、というふうに考えています。

西村: 先生、ちなみに結構スポーツもされるんですって?

吉田: そうですね。一番大好きなスポーツというのはトレイルランニングという、まあトレランと言いますけど、山を走る競技ですね。

西村: ああー。

吉田: を、してるんですけれども、最近忙しくてそんなに出れてないですけども、160キロ、100マイルのレースを2回、今まで完走したことがございます。

西村: えっ。アンディさん?

アンディ: それは、もう私の10年分ですね。

西村: (笑) いやあ、本当にすごい距離を。

吉田: そうですね、まあ、人間はやっぱり動物ですので、山の中を昼でも夜でも走ってますと、自然に生かされてるっていうのを感じることができるんですね。それはやっぱり不妊治療にも生かされると思うんですよね、すごく。

西村: ぜひ、このはつらつと元気な吉田先生のお顔をですね、ぜひホームページをご覧いただきますと。またブログもね、インスタグラムとか。

吉田: まあそうですね、あんまり書けてないんですけれども。まあオジサンがインスタ? とかってよく言われますけれども、まあ少しずつでも情報発信できればな、と考えてます。

西村: なのでぜひ、木場公園クリニックのホームページや、またSNSの情報もぜひ皆さんご覧いただければと思います。
さて、お時間となりました。今日は木場公園クリニック院長、吉田淳先生をお招きし、アイジェノミクス・ジャパン代表、理学博士のアンディさんと一緒にお届けしてまいりました。さて今月は、他にもいろいろ吉田先生とお話をしたいんですよね。

アンディ: そうですね。1月20日に、吉田先生にEMMA、ALICEという子宮内の菌叢(そう)解析の検査ですね、その実施とその成功例についてお話をいただきたいと思います。

西村: 先生、この中で来週はどんなお話を伺えますか?

吉田: そうですね、やっぱり最近よく腸内フローラって言われますよね。それと同じように子宮内とか膣内のフローラというのが非常に着床において重要だということが最近の研究で分かってきてます。でも実際には、子宮内には乳酸桿菌(かんきん)がだいたい90パーセント以上占めてる訳ですね。その乳酸桿菌がグリコーゲンを材料にして乳酸を作る。その乳酸が弱酸性でありますので、子宮内の弱酸性を保つ、健康を保つ、着床能を保ってるというふうに言われています。ただ、人によってはその乳酸桿菌の割合が少なくて、それが着床障害の原因になっている方もいらっしゃいますね。

西村: それ、患者さんにお話しされるとき、皆さん、えっ? っていう驚きとか、リアクションは皆さんいかがですか。

吉田: でも最近、その腸内フローラっていうのが、フローラっていう言葉がだいぶ身に付いてきているので、あっそうなんだ、子宮内もフローラがあるんだ、というような感じで皆さん捉えられてますでしょうね。

西村: ぜひ来週の放送、1月20日の放送でございます。ぜひ皆さん、お楽しみに。この番組は毎週金曜日、夜10時から再放送をお届けしております。また、ポッドキャストによる配信も行っております。FM西東京のポッドキャストページからお聴きください。それでは吉田先生、来週もよろしくお願いいたします。

吉田: どうぞよろしくお願いします。

西村: また来週、同じ時間にお会いいたしましょう。

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