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アイジェノミクス・ジャパンの妊活情報配信ブログ

Vol 41:「 男性不妊の検査 」~男性不妊の原因について~

西村さん、森田さん、トシさん

病院の先生方をゲストにお招きし、不妊治療の最先端医療技術についてわかりやすくお伝えしていきます。今週のテーマは「男性不妊の検査~男性不妊の原因について~」。

番組情報

放送分:2019年2月10日放送分
ゲスト:株式会社ジャフコ 取締役 森田 浩史さん
テーマ:男性不妊の検査~男性不妊の原因について~
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番組紹介

ここからのお時間は「妊活ラジオ~先端医療の気になるあれこれ」をお届けします。
最近「妊活」という言葉をよく耳にしませんか?
妊娠の「妊」、活動の「活」、ひとことで言えば文字通り「妊娠するための活動」という意味があります。
まさに妊活中のあなたに届けていく20分間です。

この番組では、ゲストをお迎えし、テーマに沿って不妊治療の最先端技術をご紹介していきます。
お話を進めていただくのは、スペイン発の不妊治療を専門とした遺伝子検査会社アイジェノミクス・ジャパンの技術責任者で、工学博士のトシさんです。トシさん、よろしくお願い致します。

番組内容

トシ: よろしくお願いいたします。先週に引き続き、今週もスタジオに株式会社ジャフコから取締役の森田さんにお越しいただいております。今日のテーマは「男性不妊の検査について」になります。よろしくお願いいたします。

森田: はい、よろしくお願いします。

西村: 今週も始まりました『妊活ラジオ~先端医療の気になるあれこれ~』。先週に引き続きまして、株式会社ジャフコ取締役の森田浩史さんのご登場です。よろしくお願いいたします。

森田: はい、よろしくお願いします。

西村: 改めて、自己紹介を皆さんにお願いできますか?

森田: はい。株式会社ジャフコといいまして、イスラエルから精子の分析装置を輸入して、国内で生殖医療、いわゆる不妊治療の検査、男性の精子の検査をしているような病院に販売していく、というのが仕事になります。

西村: 具体的に、今日は精子特性分析機についてご紹介を後ほどしていただこうと思うんですが。さて、トシさん。先週の振り返りをここで。

トシ: 先週は、男性不妊についてお話をさせていただきました。男性不妊といっても単に精子が少ないとか、精子が無いとか、射精はするのにそういった問題がある。そんな話を中心にお聞きしました。
今日、まず初めに聞きたいところは、精子が出ました、あっ、いました、と。そこの中でも精子の観察。その話をまた、ちょっとお聞きできますか?

森田: まず精子を見るとき、一般的には顕微鏡で覗いて、いわゆる計算盤と言うんですが、碁盤の目のような格子の入ったものの中で動いている精子を目で数えていく。そして、その中でどのぐらいが動いてるかというのをパーセンテージを出すというのが一般的な検査ですが、皆さんイメージしてもらうときに分かりやすいのは、大きな金魚鉢の中に無数に金魚を放り込んで、それを一瞬で数えてください、と言われるようなものです。動いているものだし、しかも顔がある訳では無いので、一瞬まばたきしても変わる。そこがやはり今まで問題だというふうに言われてました。

トシ: そうですね。それ、なかなか難しいですね。精子は動いているものだから。

森田: しかも、動いてても真っすぐ速く動くものがどのぐらいあるかっていうのが実は一番大事で。動いててもくるくるその場だけで回っている。例えばたこ揚げのたこで足が片っぽ取れてしまえばぐるぐる回っちゃいますよね、真っすぐ揚がっていかないで。そういうように、形に例えば傷があったり奇形だったりすれば真っすぐ卵子に向かって進んでいけないので、真っすぐ速く動く精子というのが受精能力のある精子と言われてますので、そういうものの数を出すということがやはり検査では重要だと思います。

西村: なるほど。だから、いっぱいあるから良いとか、少ないからとか、そういうことではなくってことですね。

森田: そうなんです。要するに、例えば禁欲期間と言っているんですが、精子を出さない期間、これを普通はだいたい3日禁欲して4日目の朝に測るのを、10日間禁欲が続けば当然測った結果の精子の数は多くなるんですよ。というのは、7日分の精子が死んでいってたまっていくので。

トシ: 死んで、多くなる。

森田: 精子も寿命があるので、できたものは当然動かなくなって死んでいきます。出さなければ死んだものがたまっていっちゃうので。それが多くなるだけで、受精能力のある精子はその中で真っすぐ速く動いているものだけですよ、というところが一番重要だけれども、皆さん知らないことじゃないかな、と思います。

トシ: そうですね、そこちょっと、なかなかこう一般の方には分からないところだと思います。

西村: そして、先ほど申し上げました、精子特性分析機。ここでその重要性が出てくる訳ですね。

森田: そうですね。今までは顕微鏡で数えていたものを何とか機械で自動的にできないかということで、アメリカの大学にいらっしゃったユダヤ系のドクターが開発した機械が、私どもが輸入しているSQA(Sperm Quality Analyzer)という機械になります。これは、動いている精子に光を当てて、その光の遮るところによって、例えば何秒間でここからここまで影ができたよ、と。影が長ければスピードが速い。しかも真っすぐ動いているというようなものを原理にして分析していく装置になります。

トシ: それを使えば真っすぐ行ってるもの、くるくる回っているものとかも。

森田: そうなんです、ですからこの機械で出てくるSMI(Sperm Motillity Index)という数値、スピードと、それから速く動いている精子のその数、そういったものをモチーフにした計数になりますし、分かりやすいものはPMSC(a)と言って、(a) Motillityという非常に速いスピードで動く、直進運動している精子の数というのがこの機械では出てくるので、一般的な数や運動率はもちろん出るんですけれども、それだけでは分からない真っすぐ速く動く精子の数というのが出るので、今全国でも300近い施設、不妊関係やってるクリニックさんで使ってもらってる、まあ、専門家向けの機械ですね。

トシ: へえー。日本に不妊クリニックというのはまあ700ぐらいあったと思うんですが、そのうち約半数の施設に入っている、と。すごいですね。

森田: ありがとうございます。やはりこういう専門的な検査の機械の中でも、誰でも使える機械、要するに専門家じゃなくても操作できるというものは今まで無かったので、どうしても専門家がやらなきゃいけないような検査だったのがこの機械が入ることで、町のクリニックさんで専門の検査技師さんがいないところにも導入することができるというのがこのSQAの魅力の一つなんだと考えてます。

西村: ちなみにこの検査にかかる時間とか、費用に関してはどのようになるんでしょうか?

森田: 実際、これは全部自費検査になっていくので、費用に関しては病院によってまちまちだと思いますが、だいたい5,000円前後というのが一般的な料金で、時間的にはこの機械で測る時間というのは75秒なんですね。

トシ: 75秒?

西村: はやっ(笑)

森田: ですから、待ってる間に結果を出してくれるところもありますし、病院によっては先生が説明をしたいからいつでも受け付けてるけれども、検査がその場でできたとしても結果の説明は担当のドクターからさせるので何日後に来てくれ、というような指示をする病院さんもあると思います。

西村: なるほど。でも、すごくこう、ね。早いな、っていう印象ですね。

森田: あともう一つ、精子の検査で大事なのは、採ってから測るまでの時間なんですね。当然、2時間も3時間も経つと、徐々に動きが弱くなるんです。精子というのは出してから1時間以内に測りなさいとWHOでは規定されてますけれども、なかなか日本でもそれを守れるところは少ないので。患者さんで、例えば旦那さんが朝早く家を出るから朝採って、病院の開く時間、10時頃持ってくる、と。奥さんが代わりに持ってきて測ってもらえば、もうそこで3時間も4時間も経ってるというようなケースもあるので、なるべく早く病院に持っていく。もしくは病院で出してもらうというのが精子検査の重要なポイントになります。

西村: 『妊活ラジオ~先端医療の気になるあれこれ~』。今日はスタジオに株式会社ジャフコ取締役の森田浩史さんにご出演いただいております。後半もよろしくお願いいたします。

森田: よろしくお願いします。

西村: それでは引き続き、精子特性分析機での検査についてお話を進めていきたいんですが。実際に前半でお話いたしました検査をしました、と。そこから結果が分かる訳ですよね? そこからの対応策というのは、どういうものがあるんでしょうか?

森田: そうですね、まず検査結果について、いわゆるその不妊の領域に入るよと言われる場合、いろいろな可能性があります。さっきもちょっとお話ししたみたいに、初めての検査で非常に緊張してたとか、夜眠れなかったとか、そういったところで数値が悪いという場合もあるので、悪かったからといって悲観せずに、最低3回は検査を受けた方が良いですね。その際にはやっぱり睡眠とか、それから飲酒、たばこ、そういったものに気を付けて次の検査を受ける。
3回受けても数値が悪ければ次のステップに行く、と。次のステップというのは、いわゆるその精子を改善していくのか、もしくは同時進行でも体外受精や顕微授精といった高度生殖医療の方に頼っていくのか。そこは病院の先生と相談しながら進めていかれると良いと思います。

西村: なるほど。どうしても、一回でその結果を見てどきどき、みたいなのではなく。

森田: はい。精子がいなかったと言われても、別にそれがすべてではないので。実は緊張しすぎてただけだよとか、風邪ひいちゃって飲んでた薬が影響してたんだとか、いろいろありますのでね。ですからちょっと期間を空けて3回ぐらい測ってみて、すべて精子がゼロと言われれば次の手を考えなきゃいけないし、精巣の中にも精子がいないのか、精巣の中には精子がいるのか。精巣の中に精子がいさえすればそれを一匹取り出して、顕微授精するという方法が今ありますので。まったく方法が無い訳では無いですから、心配せずに検査はどんどん受けた方が良いと思います。

西村: そして、この検査を受けられることができる施設というのがだいぶ多くなってきているというお話ですよね。

森田: 今、私どものこの精子特性分析機のSQAというシリーズを導入している施設については、株式会社ジャフコのウェブサイトから「精子分析器 SQA」というふうに検索してもらうと、「SQA ジャフコ」だけでも多分、導入施設一覧が出てくるので、そうしたらお近くでこの検査ができるところはすぐ分かると思います。

西村: ぜひ皆さん、検索をかけていただけるとね、いろんな情報を知ることができると思います。

トシ: 弊社アイジェノミクスから、精子に関する検査、あります。ちょっとご紹介させてください。弊社のSAT検査という検査があって、これは患者さん、精子がありました、と。そうしたら、その精子の中にいったい何割ぐらいが染色体の数が多いとか少ないとか、そういったのが分かる検査になります。実際、すべての染色体が分かる訳ではないんですが、よく今、出生前検査で調べてます13番、18番、21番、この染色体について、いったい精子の何パーセントが、何番染色体がちょっと少ないですよ、とかそういうのをお出しする検査というのを提供しております。ですので今回、ジャフコさまにお聞きしたSQAとはまた違った視点からの検査となっております。

西村: いろんな検査方法もありますし、いろんなところで、先ほど森田さんがおっしゃられたように、この手がもし一つ結果が出たなら、じゃあ次の手を打っていこう、次の検査がある、というふうにどんどんステップを踏んでいけるというのは心強いかなって私は感じたんですが。

森田: そうですね。例えば精子の数が少ないとか弱いって言われてても、じゃあ次のステップどうしようかというときに、そういう染色体の検査はどうなのかとか、これでダメだったらこっちの検査、そういうふうにいくつかの選択肢によって徐々に検査の精度を上げていって、原因を追究していくというのも大切じゃないかなと思います。

西村: そして、原因に挙げられること。男性不妊の原因、いろいろある部分だと思うんですけれども、具体的にはどんなことがございますか?

森田: はい。これもですね、なかなか今、検査の内容的には皆さんいろいろ検討中なんですけれども、一般的にはやはり飲酒とか睡眠不足とか、ストレスとか、それから食生活、そういったものの影響があるというふうに言われているものが一つと、もう一つは最初にお話ししていたみたいに多分、外科的なものですかね。精管が癒着してたとか、それから染色体異常があるとか、大きく分けるとその二つですね。
その生活習慣で改善できるものは自分たちで取り組めるものですから、まずはそこをやってみるのが一つの手かな、と。あとは漢方薬なんていうのも、血行を良くするための漢方薬、そういったものも投与する病院さんもありますんで、お風呂だったり、そういうものもやってみると良いかと思います。

西村: さあ、二週にわたって男性不妊について特集を組ませていただきました。最後に森田さん、皆さんにメッセージをいただけますか?

森田: 男性不妊、怖がらずにどんどん検査を受けていただきたい。そして、旦那さんの方が検査は簡単です。女性側、奥さまの検査の方が手間もかかるしお金もかかるし、つらい思いもさせることになるので、やはり最初のステップはもう旦那さんから、ちょっと検査受けてみるよというように声をかけていただきたいですね。

西村: そして、一週目のオープニングで、森田さんの他のご活動を(笑) ご紹介したんですよ、皆さん。

森田: ピッツァ関係の方ではちょうど3月にFOODEXという会場で、ピッツァ職人さんたちの日本一を決めるコンテストというのがあります。すでにもう昨年予選会をやって、東日本と西日本で勝ち進んできた人たちが決勝戦を競い合います。そこのステージで私、解説もしてますんで、もしそういうの興味ある人、ピッツァ職人の大会が見たい人がいたらぜひ遊びに来てください。

西村: 先ほど睡眠とかストレスとか。でもこう、ナポリって聞くと、陽気な。

トシ: ちょっと歩いて行こうかな、とかね。

西村: そうだし、こう、笑顔があふれてるような、笑い声があふれているような。

森田: そうですね、もう、歌と笑顔はすごいですね。

西村: そういった、こうストレスも飛ばすような。

森田: はい。みんな陽気ですからね。

西村: ですよね。森田さんのご活動、ホームページやまたブログもね、ぜひ皆さんチェックしてみてください。

森田: あ、インスタグラムもやってますので、インスタでもチェックしていただけます。「Jaffa ピッツァ」で検索できます。

西村: さて、お時間となりました。今日は株式会社ジャフコ取締役の森田浩史さんをお招きし、アイジェノミクス・ジャパンの技術責任者、トシさんと一緒にお届けしてまいりました。

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