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Vol 43:「 不妊治療に関わる遺伝子検査が分かる 」~不妊治療に応用できる遺伝子検査~

西村さん、大瀧さん、着床前診断を推進する患者の会の方、アンディさん

病院の先生方をゲストにお招きし、不妊治療の最先端医療技術についてわかりやすくお伝えしていきます。今週のテーマは「 不妊治療に関わる遺伝子検査が分かる 」~不妊治療に応用できる遺伝子検査~。

番組情報

放送分:2019年2月24日放送分
ゲスト:着床前診断を推進する患者の会の皆さま
テーマ:「 不妊治療に関わる遺伝子検査が分かる 」~不妊治療に応用できる遺伝子検査~
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番組紹介

ここからのお時間は「妊活ラジオ~先端医療の気になるあれこれ」をお届けします。
最近「妊活」という言葉をよく耳にしませんか?
妊娠の「妊」、活動の「活」、ひとことで言えば文字通り「妊娠するための活動」という意味があります。
まさに妊活中のあなたに届けていく20分間です。

この番組では、ゲストをお迎えし、テーマに沿って不妊治療の最先端技術をご紹介していきます。
お話を進めていただくのは、スペイン発の不妊治療を専門とした遺伝子検査会社アイジェノミクス・ジャパンの法人代表であり理学博士のアンディさんと、営業部の大瀧さんです。お二人ともよろしくお願いいたします。

番組内容

(二人): よろしくお願いします。

アンディ: 今日はスタジオに不妊治療の患者の会よりゲストの方々にお越しいただいています。テーマは「不妊治療に関わる遺伝子検査が分かる」です。

西村: それでは今週も「着床前診断を推進する患者の会」の皆さんにご登場いただきたいと思います。ネコタさん、山猫スズメさん、リネットさん、ミッキーさんです。よろしくお願いいたします。

(ゲスト): よろしくお願いします。

西村: アンディさん。今週のテーマ。

アンディ: はい。今週は「不妊治療に関わる遺伝子検査が分かる」というテーマで、この内容は以前、何回か番組で紹介したことがあるんですけれども、今日は不妊治療の経験者の方々と一緒に紹介していきたいと思います。

西村: そしてお隣に、この番組初のアイジェノミクスの営業部の方。

アンディ: はい。うちの営業部の大瀧ですね。

大瀧: 大瀧と申します。よろしくお願いします。

西村: よろしくお願いいたします。では今日は大瀧さんと一緒に皆さんとお話を進めてまいりたいと思います。まずは先週もお話ししたんですが、ちょっとここで振り返りで「着床前診断を推進する患者の会」がどんな会かということを、ネコタさんに復習で皆さんにもう一度ご紹介をお願いします。

ネコタ: はい、ぜひ。私たちは日本中どこに住んでいても患者が自分の意思で着床前スクリーニング、今はPGT-Aと呼ばれています、それを受けられるように学会の認可を求める活動と、あと患者同士の情報交換や支え合いを目的とした会です。

西村: 先週は実際にネコタさん、リネットさん、ミッキーさんの不妊治療の経験談をお話しいただきました。ぜひこの放送ですね、ポッドキャストで振り返って聴いていただけますので、皆さんの経験談もぜひ引き続き聴いていただけると良いかなと思うんですが。 
さて、アイジェノミクスの大瀧さん。皆さんと一緒にですね、今日はこのいろいろ遺伝子検査についてさらに深める情報を皆さんにお話しいただけますか?

大瀧: はい、分かりました。まず不妊治療に応用できる遺伝子検査というものがありまして、まず胚の検査がありますね。卵の方の検査なんですけれども、染色体異常の検査になります。染色体異常があると流産率がぐっと上がってしまうので、胚の方の検査をして。

アンディ: 着床率も上げることができるんですね。

大瀧: あと、子宮内膜の検査もありまして。アイジェノミクスで行っている検査があるんですが、こちらがERA検査、EMMA検査、ALICE検査というものがあります。
ERA検査というのが着床の窓の検査になります。移植のタイミングによって着床できるかできないかというものが変わってきますので、そちらは個人差があるんですね。それはERA検査によってタイミングが分かるという検査になります。
EMMA検査とALICE検査というものは、子宮内膜の菌の検査になります。EMMA検査では子宮内膜の菌を網羅的に検査します。ALICE検査は慢性子宮内膜炎の原因菌10個を特化して検査するものになります。子宮内膜炎になると着床率もぐっと下がるんですね。子宮内膜の乳酸菌が90パーセント以上あると着床率が上がってくるので、推奨する治療方法なども出しております。

アンディ: 子宮内膜の乳酸菌の割合が低い場合ですと、酸性環境にならなくて炎症が起きやすい環境になって。そうしたら着床率も妊娠の継続妊娠率も生残率も下がってしまうので、治療法としては膣剤を使って、入れて。膣と子宮はつながっているので、乳酸菌を増やしてあげると良いということですね。酸性環境に戻して、他の雑菌も入りづらい環境を作ると妊娠にとっては非常に良い環境が作れる、ということですね。

大瀧: あと、妊娠後の検査もありまして、こちらがNIPTになります。
※2020年現在、アイジェノミクス・ジャパンでは、NIPT検査を実施しておりません。

アンディ: 非侵襲性の出生前検査ですね。今まで羊水を使って検査していたんですが、やはり1パーセントぐらい流産の可能性があるんです。そのリスクがあるからなかなか踏み出せないんですね、羊水検査。特に高齢の場合も検査したくてもリスクがあるからどうしようかな、というのがあるんですけれども、NIPTは非侵襲性の検査なので母体血、妊婦の採血だけである程度の染色体の異常が分かるので、それで例えば陽性になった場合は確定診断として羊水検査しても良いということですね。あとは万が一流産した場合ですが、その流産検体物を使って流産の原因が染色体の異常かどうか(調べて)、それが分かれば次の対策も分かるので、防ぐ対策も作れるかなと思います。

西村: ネコタさん、今アイジェノミクスのお二人、大瀧さんとアンディさんがだーっといろいろご説明いただいて。まあこういうふうに、妊活にはすごく情報量が多い。

ネコタ: そうなんですよ。

西村: 聞いたこと無い横文字も多い。

ネコタ: そう、横文字ね。理解できないですよね。ヒシンシュウセイって何ですか? って感じですよね。

西村: だからそういう横文字だったりとか、新しい情報だったり、自分の体を知らなければいけない、細かいことがあって。ここって最初、妊活の入り口にまず立たれた女性の皆さんはちょっとどうしようかしら、ってまず思われることはあるんじゃないでしょうか?

ネコタ: おっしゃる通りだと思います。だからこそ先生の言うことを全部うのみにするだけで、自分でちょっと考えるのは私はストップ、最初してたんですけど、そこも問題ですよね、やっぱり。

西村: あとはまあ、不安な気持ちはありますけれども、皆さん本当に初めて体験することばかりですし、初めて知る情報ばかりですから。そういった意味では皆さんがやられている患者の会、ここでの情報共有というのはすごく心強いんじゃないかと。

ネコタ: おっしゃる通りだと思います、そのためにも日々頑張っておりますので。

西村: コンスタントに結構情報共有する会を皆さん、やられてるんですか?

ネコタ: まだ始めたばかりで、これからは。

西村: 1年半っておっしゃられてましたよね。

ネコタ: はい、今まではちょっと準備ばかりだったのでこれからコンスタントにやっていきたいと思ってます。

西村: 『妊活ラジオ~先端医療の気になるあれこれ~』。今日はスタジオに「着床前診断を推進する患者の会」の皆さんにご登場いただいております。後半もよろしくお願いいたします。

(ゲスト): よろしくお願いします。

西村: それでは、オープニングではネコタさんにご登場いただいたんですが、ここから後半は山猫スズメさん。はい。ご登場いただきたいと思います。

山猫: はい。患者の会で幹事をしてます山猫スズメと申します。

西村: よろしくお願いします。山猫スズメさん、お名前、これは?

山猫: ちょっと漫画を描いてまして。そのときのペンネームでちょっと今日は出させていただいてます。

西村: 漫画家の先生でもいらっしゃる訳ですね? なるほど。

山猫: いえ、全然あれなんですけど、はい。

西村: こう、妊活に関した漫画とかも描かれたり?

山猫: あるんですよ、それが。

西村: へえー。ぜひコミックの名前を皆さんに教えてあげてください。

山猫: 『妊活、ナメてました。』という妊活エッセイを描いております。

西村: へえー。でも、こういう漫画というか、カジュアルに読める本の方が。

アンディ: 分かりやすいですね。

西村: 細かくね、文章よりも頭に入りやすい(笑) のもあるから。こういうね、アンディさん、妊活の漫画とかこういうのも増えてきてる訳ですね。

アンディ: そうですね、うちも描きたいぐらいですね、まあ、描いていただきたいぐらいですよね。

西村: いろいろ幅が広がって、妊活の情報もね、このラジオもそうですけれども、まさかのコミック。そんなことも描かれてらっしゃる山猫スズメさんなんですが。さてスズメさん、アンディさんにご質問があるんですよね?

山猫: そうなんですよ。ええとですね、この不妊治療に関してですね、日本と海外の現状ってどう違うのかなっていうのが気になってます。

アンディ: 先ほど遺伝子検査の話はしたんですけども、実はその日本と海外の現状はだいぶ違うんですね。
3つ大きく違うところを言いますと、キャリアスクリーニングという検査があるんです。キャリアスクリーニングというのは、例えば突然変異が入ると病気になったり、あと劣性遺伝病というのは染色体が2本あるんですが両方変異が起きると病気、1本だけだったら保因者。健康ですけど保因者です。その同じ病気の変異の部分、お父さんお母さんも保因者だったら、たまたま変異が起きている染色体が一緒になって子どもが病気になるんです。要は、2分の1と2分の1で、4分の1の確率で子どもが病気になる訳ですね。 
そういった検査は実は弊社も持っていて、600種類のパネルがあって、だらーっとこう、全部調べることはできるんですけど、国内ではまだ学会では許してないというか、この検査自体はどれだけのエビデンスがあるかとかそういったことを言われる訳です。ただ海外は別に、特にその卵子提供とかする場合は、その提供されたものは自分と同じ変異を持っているかどうか、要は保因者になっているかどうかの検査をした上で提供してもらう訳です。提供してもらうことで病気の子どもを産むことはしたくないので、そういったことも海外は割とこう一般的になっているんです。
もう一つはPGT-Aの話に戻るんですけれども、着床前スクリーニングは海外は割と一般的に行われていて、ほとんどの患者さんが受けてるっていう国もあるんです。日本は学会の倫理問題というのもあって、一般的になっていないというよりも基本的にはやってないですね、クリニックでは。
それからもう一つ、先ほどのNIPT、非侵襲性の出生前診断。海外ではもう、どこでも受けられるんですね。日本では限られているところ、要は学会がここでやっていいよというところだけで受けられるというような現状です。今、20万ぐらいはかかってしまうんですけど、海外は実は5万円ぐらいで受けられるんですね。という状況もあって、それはもう3つの大きく違うところではあるんですね。

ネコタ: でもまあ、日本でいろんな問題があって認可されないのは分かるんですけれども、患者の気持ちとしてはやっぱりもうデメリットとかあるのは全然分かるんですけど、患者に選ばせてほしいなっていうふうにすごく思うんです。デメリットを理解して受けない人もいるだろうし、受けたいっていう人もいるだろうし。こちらに委ねてほしいなあ、って思いますけどね。

アンディ: そうですね。

西村: では引き続き「着床前診断を推進する患者の会」より、山猫スズメさんの体験談を皆さんにお話しいただきたいと思うんですが。

山猫: はい、そうですね。私も37歳で結婚してすぐに不妊治療の専門の病院に行きまして。一度目の採卵と移植のときにうまくいきまして妊娠はできたんですけれども、8週目で心拍確認後に流産をしてしまいまして。まだ胚盤胞も残ったので3回そのあと移植をしたんですけれども、どれもその後は陰性続きで。これはどうしたものかと思いまして。
そうしましたら、やはり病院の方ではもう繰り返し移植をしていくしかないんだよ、ということで、こちらはまだ流産を繰り返すことがあっても嫌ですし、どうしたものかとこういろいろ調べていたら着床前診断という技術を知りまして。
去年の12月に着床前診断を経て見つかった正常な卵を移植しまして。移植はしたんですけれども、今回の移植でもう治療をやめようと思っていたんです。うち、平凡な家庭ですのでお金が続かないんですよ、どうしても。なので、そこでやめようと思っていたので、もう、卵が正常なのは分かってる。あとは私の体の調子と子宮の環境をどうするか、ってところで、まずは体の調子、不育症検査を受けて、抗リン脂質抗体が基準値より上だったので、それをまず対策を取った上で、アイジェノミクスさんの方でやられているERA、EMMA、ALICEを検査しまして、見事にERA検査で半日着床の窓がずれていたことが分かりまして、そこで対策を取った上で移植をしました。

西村: こういったね、実際に受けられてっていうところで、この半日という時間差。ここが分かるというのが本当、特徴的ですよね。

アンディ: そうですね。それを調整しないと、実は半日は調整しなくても着床する可能性はあるんですよ。ただ安定しないので、そのうち流れてしまうことがあるので、おそらく一回目の流産はそれと関係あるかもしれないですね。

山猫: そうですね。それで、12月に移植した卵、1BCという、普通のクリニックであれば廃棄される対象の低グレードの卵だったんですけれども、この度そういった検査を経て、おかげさまで妊娠しました。

(ゲスト): おめでとう! (拍手)

西村: 2週にわたって「着床前診断を推進する患者の会」の皆さんにご登場いただきました。最後にネコタさん、メッセージを皆さんにお願いできますか?

ネコタ: はい。認可を求めるためには、会員数が多いほど影響力を持てます。皆さん、一周期でも早く会員数を増やして認可してもらいましょう。ぜひ入会、よろしくお願いいたします。

西村: はい、よろしくお願いいたします。ホームページやSNSでの活動もされてらっしゃるんですか?

ネコタ: ツイッターを始めたばかりでして。ホームページもあります。「着床前診断を推進する患者の会」、ちょっと長いですが、これで検索お願いいたします。

西村: でね、これからは1年半かけてこの会がまずスタートして、ここから皆さんと交流する、お茶会とか?

ネコタ: はい、ばんばんやっていく予定ですので。

西村: そういった会も、ぜひSNSでね。ツイッター等で情報を皆さんチェックしてみてください。

ネコタ: お願いします。

西村: はい、ありがとうございます。それでは来週、同じ時間にお会いいたしましょう。

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