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Vol 91:2020年1月いよいよ日本でも着床前検査の導入がスタート!

病院の先生方をゲストにお招きし、不妊治療の最先端医療技術についてわかりやすくお伝えしていきます。今週のテーマは「2020年1月いよいよ日本でも着床前検査の導入がスタート!」

番組情報

放送分:2020年1月26日放送分
ゲスト:着床前診断を推進する患者の会 阿形路子さんと山猫スズメさん
テーマ:「2020年1月いよいよ日本でも着床前検査の導入がスタート!」
番組を聴く:

番組内容

FM西東京にて毎週あさ10:00~放送中の「妊活ラジオ~先端医療の気になるあれこれ」。お話を進めていただくのは、スペイン発の不妊治療を専門とした遺伝子検査会社アイジェノミクス・ジャパンのサイエンティフィックアドバイザーであり、工学博士のトシさんです。トシさん、よろしくお願い致します。

トシ: よろしくお願いします。今日はスタジオに「着床前診断を推進する患者の会」の阿形路子さんと山猫スズメさんにお越しいただいています。
 今日のテーマは「日本でも着床前診断がスタート!」についてです。

西村: 今週もトシさん、よろしくお願いいたします。

トシ: よろしくお願いします。今日は「着床前診断を推進する患者の会」の阿形路子さんと山猫スズメさんにお越しいただいています。

西村: お二人ともよろしくお願いいたします。

(二人): よろしくお願いいたします。

西村: では、まず阿形さんから、リスナーの皆さんに自己紹介をお願いします。

阿形: 「着床前診断を推進する患者の会」幹事をしております阿形路子と申します。私は一度流産をしておりまして、それをきっかけにPGT-A、着床前診断を知ることになりました。着床前診断を受けた上で息子を出産しました。46歳でした。
そして、幹事になろうと思ったのは、この素晴らしい検査をぜひ日本中の皆さんに知っていただきたいと思い、それを推進する患者の会に入ろうと思いました。

西村: よろしくお願いします。

阿形: よろしくお願いいたします。

西村: そして、この番組なんと2回目のご出演でございますけれども、山猫スズメさん、お願いします。

山猫: はい。「着床前診断を推進する患者の会」の幹事をしております、山猫スズメと申します。私も同じく不妊治療で流産を経まして、PGT-Aを経験いたしまして、不妊治療の経験をもとに幹事をいまさせていただいております。
 また、アイジェノミクスさんのERAEMMAALICE三姉妹のキャラクターデザインもさせていただいております。よろしくお願いします。

西村: よろしくお願いいたします。山猫さんのお話は、ERAEMMAALICEというアイジェノミクスの検査がキャラクターになってるんですよね、かわいい女の子の。

トシ: そうなんです。ありがとうございます。

西村: もう、山猫さんがかわいく。

山猫: あっ、そうなんです。

西村: テーマカラーがピンク、ブルー、グリーンかな。三姉妹でございますね。
 さて、今日は「着床前診断を推進する患者の会」の皆さんにお越しいただいているんですけれども、そもそも今日のテーマはトシさん、日本でも着床前診断がスタートする。これについてぜひご紹介をお願いします。

トシ: これまで日本では着床前診断、このPGT-Aという検査はなかなかできる機会が無かったんですね。これがようやく、この1月から日本でスタートすることになりました。スタートするきっかけになったのは、まさに今日お越しいただいているこの患者の会の活動のおかげが十分にあるかと思っています。
 このPGT-Aの検査、まずどういった検査なのかというのを私から簡単に説明します。これは、体外受精によって得られた受精卵を胚盤胞期胚という、着床する直前の卵まで培養して、その細胞、まわりにあるPEという部分の細胞をちょっと採取して、その染色体を調べます。この染色体の数が2本ずつあるもの、適切な数があるものを移植可能な卵として判定する。
こういった検査をすれば流産率が下がることができるというのがあって、これがようやく日本でスタートしました。

西村: ここに関してはやっぱり阿形さん、「着床前診断を推進する患者の会」の皆さんもすごく期待をされてらっしゃる部分もあるんですか?

阿形: はい。ぜひ一日も早くこれが認可されて、受けたい方が受けられる世の中になって欲しいなと思っております。

西村: それと同時に、この検査についてやっぱり不安に思われるっていうところもあるんでしょうか?

阿形: そうですね、まだ臨床段階ということもありますけれども、技術的なものとかデータ的なものとか、どうなっているんだろうとまだ開示がされていないところが多いですので、そちらの方も不安に思っている方はいっぱいいらっしゃいます。

西村: スズメさん、今回「着床前診断を推進する患者の会」の公式ツイッターから質問を募集されたんですって?

山猫: そうですね。本当に3日間という短い間の期限で募集させていただいたんですけども、今回の臨床研究について皆さん期待に思うことや不安に思うこと、何かありましたら意見をお願いしますということでツイッターの方で募集をさせていただきましたら、全部で24名ぐらいの方からご意見をいただきまして。
 やはり皆さん、期待と不安でいっぱいのようで。

トシ: そうですね、たった3日間でそれだけの質問が来るってことは、これに対する期待と、どういった検査なのかというところがすごく気になっているんだなと思います。
正直私も、この検査が日本でようやくスタートする、ってなって、各クリニックさまの方に訪問してお話を伺うと、先生たちも患者さまに対してどういった説明をしていくべきなのかすごくやっぱり気にされていて。いま、クリニックとしても準備をしている。準備が整っている施設さんももちろんあります。
 これから私たちも、検査会社として正しい情報を発信していかなければならないと思っています。

西村: なので、今日はそのツイッターから集まった皆さまの生の声というか、質問に少しでも多くお答えできるように、ぜひよろしくお願いいたします。

(二人): よろしくお願いいたします。

西村: 今日は、日本でも着床前診断がスタートするということでツイッターからご質問いただいた、まずは全体のまとめ、どんなお声が多いのかをスズメさん、ぜひご紹介いただけますか?

山猫: やはり、実際募集して集まったご意見、拝見した中では、期待ももちろんあるんですけれども不安が多いかな、と。
期待としましては、やはり今回の臨床研究の結果で有効な結果が出ることで保険適用などの議論につながって欲しい、などですね。

トシ: なるほど、そうですね。まだまだ高い検査であるのは間違いありません。なので、これが臨床研究によって本当に意味のある検査だと認められればそういった動きも出てくるのではないかと思います。

西村: それから、反対に不安のお声はどんなことが?

山猫: そうですね、不安に関しましてやはり一番多かったのは、クリニックごとで技術に格差が生まれてしまうのではないか、というところが一番皆さん懸念されているようでした。

トシ: ここはおっしゃるとおりだと思います。実は私たちの方も、これは私たち検査会社1社だけではなくて、今回のこの特別臨床研究に参加する検査会社10社あるんですけれども、10社共通の意見として、実際のクリニックさんの培養士さんを育てなきゃいけない、と。その技術をですね。
そういったことをやっぱり2年前から準備はしてまして。1年に各検査会社、数回、バイオプシーワークショップといって、その技術をトレーニングする場を設けて培養士さんに、こうやってすればうまくいくよというような講師を呼んでトレーニングしてもらうという機会を作ってました。
なので、各培養士さんはそこで学んで、各検査会社のトレーニングを受けて、自分のところに戻ってまた練習するといったことをしますので、今回この臨床研究がスタートするとなって、実際にスタートされる施設さんはおそらくその準備が整ったところだと私たちは思っています。

西村: 続けて阿形さん、どんなご質問がありますか?

阿形: その他の要望としましては、研究結果のすべてを誰もが見れる形で公表してほしい、というご意見が7件。実施施設の選定基準を知りたいというご意見が6件。施設の違いによる費用差を無くしてほしい、が4件。実施施設の情報を開示してほしい、が3件。承認されなかった施設の情報やその理由も知りたい、が2件。最後に、培養士技術の見直しと向上を行ってほしいという要望がありました。

トシ: これ、一つめの方から私、お答えしますと。まず研究結果のすべてを誰もが見れる形で公表してほしい、ということなんですけれども、これはおそらく、言っていることは各施設の、だと思いますが、今回の特別臨床研究という枠組みの中では、一つずつの施設の結果を出す訳ではなくて、全体をまとめて出すことになります。
じゃあその全体の施設でやると、良いところと悪いところがあるんではないか、と思われるかと思います、もちろんそれは起こり得ます。実際、アメリカの方で行ったこの臨床研究のときに、その頃は各施設間の差があるとは思わなかったようで、その結果、有意差がつかなかったということが確かにあります。
今回、日本で特別臨床研究をスタートするときに、日産婦はおそらく、各施設さんの培養士の方のトレーニングという意味で、準備が整っているかどうかというのを見てますけども、施設自身も考えています。自分のところでスタートしても良いかどうか見たうえで、スタートさせているはずなので。日本は海外よりも器用な面があるので、そこはある一定以上の安心感を得ても良いかなと私たちは思っています。
ちょっと追加で言うと、私たち検査会社、アイジェノミクスとしては、もしクリニックさんの方からPGT-A検査をやります、となったときは、すぐにスタートとはなりません。まずはトライアルで何検体かテストをして、結果のクオリティーを見た上で、もし駄目ならもう一回練習してください、といった形になります。ですので、そういったダブルチェックも入りますので、ある一定の安心感を得てもらえたら、と思います。

西村: さあ、後半も「着床前診断を推進する患者の会」の阿形路子さん、それから山猫スズメさんをゲストにお迎えしてお届けしていきます。
 コメントをツイッターから、いろいろ皆さんからいただいたようなので、阿形さん、引き続きご紹介いただけますか?

阿形: はい。メアリーさんのご意見です。メアリーさん、ご意見ありがとうございます。

西村: ありがとうございます。

阿形: 読ませていただきます。臨床研究の拡大には全面的に賛成で、ほとんど期待しかないのですが、ここはあえて不安な点を。臨床に参加できる施設の基準はあるのか? 特に培養、胚生検に関する技術力に関してはどのように評価するのか? という点は懸念点として気になっています。

西村: 阿形さんもこういうコメントに対して同じような思いもありますか?

阿形: そうですね。はっきり見えない、患者側からはクリアに見えないというところがありますので、そういうところははっきり見えるようにしていただきたいな、という気持ちはあります。

西村: 山猫さんもどうですか?

山猫: そうですね、もう、同意しかないですね。

西村: (笑) 同意しかない。

トシ: やっぱりそこですよね。患者さん側からすると、見えない。本当にこの施設さんでどういうことが行われているのか見えない。
基準は、日産婦の方から今回のこの特別臨床研究に参加できる基準としてはまず、クリニックが開院されてから3年以上経っていることってのがあります。プラス、遺伝カウンセラーであったりとか遺伝専門医、そういった免許、資格を持った人がいることが条件になっていますね。
ただ、日本全国でこの検査を受け入れてやった方が良い、という思いは日本産科学会の方にもやっぱりここにあります。つい去年、学会の方でそのときの先生が、何百人もいる先生の前で話していたんですけども、私たち学会としてはその申請を全てに対して受け入れたいと思っている。もし何か足りない点があれば、私たちは足りない点をお伝えした上で、もう一回申請してください、と。そういった対応をしますと言っていたので、真摯に対応してくださるんだと思います。

阿形: ありがたいですね。

トシ: だからこれ、ようやく本当始まったので、私たち検査会社としても期待する面と、あとはクリニックさんの方でもうまく技術の方を向上させて、あとは患者さんへの説明ですね。そういった準備の方をいまされているところ、もうできてるところ、いろいろありますけれども、これからどんどん施設が増えていくと思います。

西村: 阿形さん、「着床前診断を推進する患者の会」の皆さん、いまだいたいどれぐらいの会員さんがいらっしゃるんですか?

阿形: だいたい1,100名ぐらいいます。

トシ: うわあー。

西村: それだけの会の皆さんがもう同じ思いというか、質問も多々あったりすると思うんですけど、お会いして意見交換したりとか、そういう場はあるんでしょうか?

阿形: 時々なんですけども「おしゃべり会」というタイトルで、おしゃべりしたい方、情報を求めている方ももちろん参加したり、自分の体験をお話する方もいらっしゃるんですけども、そういったことで患者同士が情報交換をするような会をしております。

西村: スズメさんもその会に参加されたりすると思うんですけども、最近はどんな話題がありますか?

山猫: そうですね、やはりPGT-Aに関しては、都内でできるところを皆さま切望しております。

トシ: 探してる、なるほど。そうですね、本当に今回ようやくですけれども、認定された施設さん、都内の方ももちろんございます。
いま各施設のホームページの方で、私のところは認定されましたよとかそういったのがちょこちょこ出てきています。私が聞いた話では、去年ですけれども、学会としてもどこでできますか、というのを公表するとおっしゃっていたので、いずれ出てくると思います。

西村: さあ、来週以降も「着床前診断を推進する患者の会」の阿形さんと山猫さんにお話を伺っていきたいと思うんですが、ここで幹事の募集があるそうで。

阿形: ありがとうございます。現在、めでたく産休や育休中の幹事が多くなっております。そして、動ける人数が少なくなってしまっていますので、現在患者の会ではPGT-Aの一日でも早い規制撤廃に向けて、一緒に活動していただける患者を募集しています。ご協力いただけます方は、患者の会のホームページの問い合わせフォームからぜひご連絡ください。

西村: はい。皆さんお待ちしております。さて、来週以降もこの「日本でも着床前診断がスタート!」というテーマでお届けしていきます。来週もよろしくお願いします。

(全員): お願いいたします。

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