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セミナー|新型コロナウイルス感染症と不妊治療

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FM西東京にて毎週あさ10:00~放送中の「妊活ラジオ~先端医療の気になるあれこれ」。毎週さまざまな先生方をゲストにお招きし、不妊治療の最先端医療技術についてわかりやすくお伝えしていきます。

番組内容

2020年4月19日放送分

※2020年4月時点の情報です。

西村: 本日のテーマは「アイジェノミクスのコロナウイルスに関するWebセミナー」についてです。アイジェノミクスのオフィスは今どんな状態でお仕事されていらっしゃるんですか?

トシ: 今、従業員の何名かは在宅になっています。今日は私は会社に来てる訳ですが、来る人、在宅の人を分けております。なのでちょっと人数は少なくなってますね、会社の中は。

西村: なるほど。そして、オフィスにいらっしゃるもう一方。リュウタロウさん?

リュウタロウ: はい、こんにちはリュウタロウです。よろしくお願いします。

西村: よろしくお願いいたします。今、このFM西東京のスタジオも、スタジオなんですが窓を開けて収録させていただいてますので、外の車の音がリュウタロウさんのお耳やリスナーの皆さまに入るかもしれないんですが、よろしくお願いいたします。

リュウタロウ: はい、こちらこそよろしくお願いします。

西村: リュウタロウさん、お仕事の方はいかがですか?

リュウタロウ: そうですね、リモート、在宅も結構入ってて。いろいろちまたでも言われてますが、家族が見えるとなかなかちょっとやりづらい面もありますけど。まあ、集中できるときは集中できて、子どもに仕事している姿も見せられるんでそれはそれでまあ、ありかなと思っているんですけど。
さっきトシさんが言ったように弊社は臨床検査をやってますので、検体が来るのでラボのメンバーは、何名かは在宅ですけれどローテーションを組んでやってて。販売ですとかマーケティングの方は本当、週1回ぐらいしか今来てない感じですね。

西村: なるほど。では、こういった状況下でも聴いていただいているリスナーの多くの皆さまに良い情報をお届けできるように、トシさん、リュウタロウさん、よろしくお願いします。今日は「アイジェノミクスのコロナウイルスに関するWebセミナー」についてということなんですよね。

トシ: はい、そうなんです。これはもう、皆さんご存じのように今コロナウイルスが蔓延(まんえん)している訳ですが、これで私たちアイジェノミクスとして何ができるのかということを考えたときに、いち早く動いたのが弊社のCSO、カルロス・シモン教授でして。妊娠とコロナウイルスの関係性をいち早く情報を提供、発信していこうとして、この4月の1日に第一回目のウェビナーとして発信しました。これはもちろん無料で、全世界からアクセスできるように発信しました。
アイジェノミクスのカルロス・シモンについて、私たちなかなか、ラジオの中で「ERA検査の生みの親ですよ」という話はしたことがありますけれども、それ以外そう深く話したことは無かったと思うんですよね。なので、ちょっとだけですけども、カルロス・シモンについて話したいと思っております。
 まず、カルロス・シモン教授は15年、20年近く前になるでしょうか、そのころから子宮内膜に関する研究をずっとしていた。そこでこのERA検査が生まれた訳なんですけれども、その傍ら、やはり女性が妊活をする上でなぜうまく妊娠に至らないんだろうかっていうところは常々考えてらっしゃる先生で、良い検査を作ることがハッピーになる家族が増えるという思いはもちろんある訳ですが、決してデータを提供するだけでは無くて、その先にある家族の形というものをイメージしていて。
彼が私たち従業員に対して「一つ一つの症例に対して大事に向き合っていかなきゃ駄目だよ」と常々言うんです。これは本当に全世界のチームを集めた会議でも言いますし、こういうところにカルロス・シモン教授という、研究者ではあるけれどもそれだけでは無い、人柄としての思い、そこに僕たちもひかれる部分はすごくあって。同じ目標に向かって全支社がついていっている、こういったところから今回のこのウェビナーになっていると思うんです。私たち、そのウェビナーをやると聞いたとき、あっ、カルロス・シモン教授らしい、と思いましたよ。

西村: リュウタロウさんもその辺りいかがですか?

リュウタロウ: そうですね、僕もアイジェノミクスに入って一番最初にスペインにトレーニングですとか、コミュニケーション取りに行ったんですけれども、カルロスさんにその場でお会いできて。
非常に一人一人に真摯に話をしてくれる。どの方に対しても、従業員に対しても柔らかい物腰ですけれども内容はシャープに、すごく分かりやすく語ってくれたかな。日本でも頑張ってね、っていうようなことを伝えてもらってですね。人格者だなって感じました。

西村: ちなみに、ウェビナーの情報とかっていうのはどこかで後から見直したりとかってできたりするんですか?

リュウタロウ: YouTubeにオンラインセミナーが今載ってます。YouTubeのアイジェノミクスチャンネルを見ていただいても良いですし、あるいは日本のWebサイトですね、そこにブログのコーナーがあって、そこからYouTubeに行くこともできますので。後でこのウェビナーを見ることは可能です。ただですね、全部英語なので。
※現在は日本語字幕がついています。

西村: そうですよね(笑)

リュウタロウ: 日本のわれわれの中ではちょっと翻訳できたらなっていう話はしてるんですけれども、ちょっと時間はかかりそうなので。まずは英語で、この原文でお聞きいただくのと、少し、今日と来週で解説ができたらなって思っています。

西村: はい。トシさん。まず不妊治療をされていらっしゃる皆さま、結構このコロナウイルスに関することで、不妊治療どういうふうに影響があるのかなってご心配の方も多いんじゃないでしょうか?

トシ: もうおっしゃるとおりですね。いち早く、まずヨーロッパ、アメリカ、日本それぞれの学会、ヨーロッパであればESHRE(エシュレ)という学会ですね、欧州の生殖医学会。アメリカの方は米国の生殖医学会。それから日本の生殖医学会それぞれが声明を出していて。
今妊活中、治療中の方はまず移植の方は控えるように、というのがありましたね。移植は控えるんだけども、それ以外の治療については先生と相談して、という話がちょっとあったかなと思います。妊娠された後に感染したときにどうなるかってのがまだ研究じゃ分かってないんですよね。なので、まずは控えるようにという声明があったかと思います。
※2020年4月時点

西村: そういった情報も逐一、アイジェノミクスさんでもSNSでシェアされたりとかもしてらっしゃるんですか?

トシ: はい、させてもらっています。これはもう常にリアルタイムで発信しないとならないと思っておりまして。

西村: ではぜひ、アイジェノミクスの Twitter Facebookページもございますので、その辺り情報収集されている方、アイジェノミクスのSNSもぜひフォローしてみてください。
さて、前半に話されていたアイジェノミクスのカルロス・シモンさんについてのお話、引き続きお伺いしていきたいんですけれども、ええと、リュウタロウさんがよろしいでしょうか?

リュウタロウ: はい、そうですね。このオンラインセミナーなんですけれども、カルロスさんがシリーズでお伝えしたいということで、世界中のいろいろな研究者とコラボレーションで妊娠および生殖医療とコロナウイルスについて5月の後半までもうスケジュールを組んでセミナーをやるということになっています。
時間帯が、ライブで聴こうとすると残念ながら日本時間だと毎週木曜日の深夜1時。金曜日の午前1時になってしまうので。それでも第一回、カルロスさんのウェビナーはTwitterとかだと患者さんで聞いたよ、なんて仰ってくださる方もいたんですけれども、なかなか時間的に難しいと思いますので後日録画でYouTubeで、という形が日本だと良いのかな、とは思うんですけど。まあ、ずっとシリーズでやるという形になってます。
これを企画した背景としては、アイジェノミクスが会社として何をできるのかなというのをカルロス中心にいろんなメンバーで話をしたときに、トップは世界中でサイエンティフィックな学会がこのコロナウイルスの影響で全て延期あるいは中止になってしまって、この先何カ月、どれぐらいの期間そういった学会がなされるか分からないということで。
もちろんオンラインでやる学会もあるんですけれども、やはりいろいろな専門家が一堂に介して議論をして、いろいろな情報をすり合わせてサイエンスの方向性を示していくというのはやはり学会の密な場でやる必要があるんですけれども、そういったことがやっぱりできないっていう状況があって。
一方で、日本でもSNSとか見ててもそうなんですけれども、専門家の方々が個々にいろんな情報を発信されているので、ちょっとフィルターされてない情報があふれて。患者さんもですけれども、われわれ自身でも情報が多過ぎてパニックになったりですとか、ちょっと混乱してしまうというような状況があるということを鑑みたときに、アイジェノミクスができることとしては、フォーマルなシリーズ化したオンラインセミナーという形で科学のバックグラウンドの基に今言えること、それをきちんと話して伝えていくというのが、アイジェノミクスとしてできることかなっていうことでシリーズを組んだ、という形になってます。

西村: なるほど。やはりそういった先生方が学会で集まって、いろんな情報を共有されて次の不妊治療に向けてというこの時間が今取れないというのはすごく心苦しいところもたくさんありますね。

リュウタロウ: そうですね。今日みたいな形もですし、社内の会議でも結構オンラインでやることもあるんですけれども、ちまたでもやってるテーマが決まってサクサク決めていくような会議はオンラインって結構生産性高いな、と感じるんですけど、一方でフリーディスカッションするってときにはちょっと弱いな、って感じはどうしてもしてしまうんで。

西村: 確かにそうですよね。今は3人でお電話つないでお話ししてるのでだいぶしゃべりやすいですけれども、これが何十人とかいう単位になると、なかなかこうディスカッションと言っても声がかぶってしまったりとか。そうですよね。

リュウタロウ: なので、本当は使い分けなんだと思うんですよね。

西村: はい。そして、個々の先生方のご意見がいろんなところで確かにあふれてるな、って印象は私も思いました。だから、お一人お一人の先生方のどこの部分をフォーカスしていったら良いのか、しない方が良いのか。そこの選択肢が患者の皆さまご本人になっちゃうっていうのも難しいところですね。

リュウタロウ: 専門家の方でもやっぱり難しいみたいですので。

西村: そうですよね。その中でやはり有益な情報をなるべく取れるようにっていうところに注力された方が良いってことですね、今このタイミングは。

西村: なるほど。今後のスケジュールはどういった形で動かれるんですか?

リュウタロウ: まず、先ほど話したように5月(2020年)の終わりまでスケジュールは組まれているんですけれども、先週4月9日はまず北京大学のドクタータウという先生が、世界の最初のパンデミックですね、武漢にいらっしゃって最近北京にやっと戻れたっていうテーマでお話をしていただくっていうのが、おそらくもうYouTubeで見れるようになっているかなと思います。
次に4月16日、こちらはイタリアの事例です。先ほどお話ししました欧州の生殖医学会ESHREのボードメンバーで、ローマ大、ボローニャ大を卒業、兼任しているルカ・ジェレラノ先生という方から、イタリアでのパンデミックの事例というのを話していただく予定です。
その次に、4月の23日。こちらはニューヨークですね。ここも今大変な状況だと思うんですけれども、ニューヨーク、コロンビア大学のエリック・フォアマン先生という方から、これは「COVID-19とIVF」というテーマで。特に胚にすごく詳しい方のようですので、胚とか培養液とかその辺りのお話が聞けるんじゃないかなと思います。
4月30日。これはアイジェノミクスのボストンのディレクター、ドクターモレノという研究者から「COVID-19と子宮内膜について」のお話です。ラジオでも何回かテーマで挙がってますEMMA検査ALICE検査、こちらの生みの親のドクターモレノから子宮内膜についてのお話です。
5月7日が、ここはまだ演者調整中ということなんですけれども「COVID-19と流産について」というお話。
5月14日が、こちらはNIHというアメリカ最大級の医学研究所ですね、こちらの周産期医療の専門家のロベルト・ロメロ先生から「COVID-19と産科医療」、出産のところですね、産科医療についてのお話。
今予定されている最終回が5月21日で、ここも演者調整中のようなんですけれども、「COVID-19と新生児、赤ちゃんについて」というテーマでお話をしていくという、シリーズで組まれているといった状況になっています。

西村: はい、リュウタロウさん、ありがとうございます。
では最後にトシさん、皆さんに一言お願いできますか?

トシ: 今こういった状況で大変な、特に妊活中だった患者さまにとっては時間は大事であるにも関わらず待たなきゃいけないということで、なかなか心苦しいところがあると思います。ただ、今やっぱりこのピークの時期は家にいて体調を整える時間に使ってもらって、次にクリニックに通える時間が来たときのために整えてほしい。これはすごく思います。
あと、待ってる時間、家にいる時間ですね。私たちのウェブセミナー、ウェビナーです、できるだけ早く日本語を付けて発信できればと思っていますので、見ていただけたらありがたいと思います。

西村: ね、ぜひその日本語訳、私も楽しみにしております。

(二人): はい。

西村: ありがとうございました。

(二人): ありがとうございました。

西村: さて、お時間となりました。今日はアイジェノミクス・ジャパン、トシさんとリュウタロウさんと一緒にお届けしていきました。次回も同じメンバーで、テーマは「カルロス・シモン教授によるCOVID-19と妊娠」についてお届けしていきます。

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